Amazon Redshift 新型『RA3』に1/4のスケールのra3.4xlarge インスタンスが追加になりました
昨年のre:Invent2019で発表されたRA3インスタンスに1/4のスケールのra3.4xlargeインスタンス追加されました。ra3.16xlargeは、大きなインスタンスであったため、小さなワークロードのニーズにオーバースペックでした。
AWSの大薗さんからも嬉しいコメント!
お待たせしました、RA3.4XlargeがGAになりました!たくさん期待の声を聞いていたので待っていた方も多いのではないでしょうか。
Amazon Redshift launches RA3.4xlarge nodes with managed storage https://t.co/73Dp6huv1q
— Junpei Ozono (@jostandard) April 2, 2020
ra3.4xlarge インスタンスとは
RA3ノードタイプはAWS Nitroと階層ストレージ採用した新インスタンスで、最新のホットデータを高性能SSDストレージにキャッシュし、参照頻度の低いコールドデータをS3に自動的にすることで、パフォーマンスとコストを両立したノードタイプです。
本日リリースした新しいra3.4xlargeインスタンスは、12個のvCPU、96GiBのRAMを提供し、最大64TBの管理ストレージに備えています。クラスターはこのインスタンスを最大32個組み合わせて、ストレージは合計2048TB(2ペタバイトです)のクラスタを構成できます。
ra3.16xlargeとra3.4xlargeノードの違い
ra3.16xlargeとra3.4xlargeノードの違いを以下の表にまとめます。ra3.4xlargeインスタンスは、RA3.16xlargeの1/4の価格で、1/4のメモリ(96 GiB)、コンピューティング(12vCPU)、I/O性能を提供します。ストレージはra3.16xlargeと同じ64TB(RMS)であり、ストレージ重視型と言えるかもしれません。re:Invent2019で予定されていたスペックから変更されているようです。
vCPU | Memory | Addressable Storage | I/O | Price (US East (N. Virginia)) | |
---|---|---|---|---|---|
ra3.4xlarge | 12 | 96 GiB | 64TB RMS | 2 GB/sec | $3.26 per Hour |
ra3.16xlarge | 48 | 384 GiB | 64TB RMS | 8 GB/sec | $13.04 per Hour |
東京リージョンでも利用可能です!
東京リージョンでも直ちに新規作成できることが確認できました。
最後に
今回のra3.4xlargeの登場でより多くの皆様にご利用いただける機会が増えることを期待しています。ra3.4xlargeは東京(ap-northeast-1)を含めて、14のAWSリージョンで利用可能になりました。
- 米国東部(オハイオ)
- 米国東部(北バージニア)
- 米国西部(北カリフォルニア)
- 米国西部(オレゴン)
- アジア太平洋(ソウル)
- アジア太平洋(シンガポール)
- アジアパシフィック(シドニー)
- アジアパシフィック(東京)
- ヨーロッパ(フランクフルト)
- ヨーロッパ(アイルランド)
- ヨーロッパ(ロンドン)
- ヨーロッパ(パリ)
- カナダ(中央)
- 南アメリカ(サンパウロ)